相談支援専門員とは??
相談支援員にとってとても大切な要素として、「アセスメント力」と「推察力」は欠かせません。
アセスメントした情報から推察し、仮定を立ててどんな支援が必要かを見立てる。そしてそれが自分の見立てだけでなく、相手の要望とマッチさせる調整力も必要であると感じます。この見立てが上手くいかなければいい支援の環境を整えていく事は難しいと感じます。
推察する場合にとても重要になってくるのが、ご本人の生活史を知る事です。特に在宅の場合には、現在露呈している課題等がほぼ生活史に起因しており、様々な情報を拾い集め推察しながらご本人の真のニーズを発見し、ご本人や保護者含めそのニーズに”気づいて”頂く事も場合によっては必要になって来ます。
この生活史に触れることなく、支援を組み立てていくと本質的な部分からズレてしまうのでせっかく立てた計画も上手くいかない可能性が高くなるでしょう。逆に生活史を紐とき、その方の歩んできた人生に想いを馳せ、寄り添う事が出来ればサービス利用の計画や支援計画を策定する上でとても重要なキーワードを発見できると思います。
これは障害の有無に限らず、チームマネジメントも同じことだと感じます。それぞれの人がそれぞれの人生を歩み多種多様な経験に基づいた価値観で生きています。その点をよく理解して共感する想いを忘れないように接していく事で良好なコミュニケーションが築ける可能性が高くなりますし、いい利用計画が策定できる可能性もまた高くなると思います。