学生の皆さんへ⑮ ~ 乗り切る力 ~
今回は学生の皆さんへと題して「乗り切る力」について書きたいと思います。
このブログを読んで頂いている方は10代後半、20代前半の方が多いと思います。
実は10代、20代は仕事の土台を作る上でとても、とても、とても大切な時期です。
例えて言えば、家を作る際の”基礎”のようなものでしょうか。
(10代までは、土地ようなものです。これもめちゃくちゃ大切です。持って生まれたものをいかに固めていくか、地盤改良をしていくかの時期です。)
家を建てる時に、土台がダメならば、その上にどんなに立派な上物を建てても、その建物は使い物なりません。
10代、20代にした経験、仕事の基礎でその後のキャリアや成長の角度が決まって来ると言っても過言ではないです。
10代、20代でいい基礎を作り上げていく上で、身につけて欲しいスキルは「乗り切る力」です。
この時に少し苦しくても、乗り越えて来れたかで人生においてのタフさが全然変わって来ます。
筋肉もトレーニングすれば成長するように、頭も考えれば考えるほど鍛えられます。
またメンタルも適度なストレスにさらされる事で強くなっていきます。
何か壁にぶち当たった時は、ぜひこの「乗り越え力」を身につけるいい学習の場だと捉え、前向きにチャレンジして頂きたいと思います。
そして壁の乗り越え方は多用です。正攻法で正面から自分の腕で乗り越えても良し、脚立(道具)を使っても良し、横に回って通り過ぎても良し、壁を破壊するのも手でしょう。
壁が巨大すぎるなら、誰かの手を借りてもいいでしょう。
また逆説的かも知れませんが、乗り越える必要のない壁だと気づき、敢えて乗り越えない事もまた違った意味で自分自身の壁を超える事になります。
普賢学園やデイサービスたすかるでも、若手職員が時に悩みながら、壁を乗り越えていく姿を見受けます。
もちろん相談に乗ったり、必要なサポートは惜しみませんが、最後の一押しには個々人のやはり地力が必要です。
壁を乗り越えた若手の顔つきは全然、変わります。自信のある顔つきに代わって来ます。
乗り越える経験をして、そこから逃げずにチャレンジした事は、次の壁にぶち当たった時に勇気を与えてくれるはずです。
そしてまた、壁を乗り越え、成長していく事でしょう。
そんな若手が園にたくさんいる事を誇らしく感じます。
若い10代、20代にはまだまだ地位も名誉も何もないかも知れません。でも、どの年代よりも若さゆえの鋭い感性と体力、柔軟な思想、素直さが兼ね添えられているはずです。
勇気を持って、自分の才能を信じて、時に大きくチャレンジしてみましょう!