学生の皆さんへ⑫ ~ 問を変えてみよう ~
学生の皆さんへと題して、今回は”問を変えてみよう”について書きたいと思います。
ちなみにこのコーナーは学生の皆さんの自己啓発や成長を目的として書いていますが、新社会人の方はもちろん、社会人として活躍されている方にもぜひ読んで頂きたい内容となっておりますので、目を通して頂くと嬉しく思います!
”問い”はとても重要です。なぜなら、問いにより視点が変わるからです。
(手法はリフレーミングにも似ています。)
例えば、、、
・出来ない → 出来るようになるにはどうすればいいか?
・難しい → クリアする方法は?別のやり方はないか?むしろ課題をスルーできないか?
・つまらない → 楽しむ方法は?
などと自分の脳と対話をするような感覚です。
脳、特に無意識(潜在意識)はインプットされた情報に対して、つまり”問い”に対して、無意識に答えを探し続けます。
これは脳の特性です。
よく偉大な発明をした人や成功者の記録や伝記を読むと”閃いた”という話や、”突然アイデアが降って来た”というエピソードが語られる事があります。
これは、その人が常に頭の中で問いをしている行為(「どうしたらこの課題を解決できるだろうか?」、「どうすればこの発明がうまくいくか?」)が潜在意識に働きかけ、無意識に脳が答えを探り続けているからだと考えられます。
無意識(潜在意識)は意識(顕在意識)の何万倍ものパワーがあると考えられていて、問いはその力を活かすには最適の方法であると言えます。
また問いを行う事で、カラーバス効果(意識したものが目に入る)も同時に起こります。いわゆる”アンテナが立つ”状態になるわけです。
これにより、「問いを行う → 無意識が答えを求め続ける → カラーバス効果で意識が情報を集め始める → ひらめき・アイデア」というつながりが出来ていきます。この流れにプラスして、読書・人の話を聞くなどのさらに良質のインプットが加わる事で、より最適な答えがひらめく可能性は高くなっていきあす。
この”問い”という行為は、他者に対しても非常に有効です。
特に後輩や部下をにたくさんの”いい問い”を投げかける事は、人材育成にもつながっていきます。
”いい問”には”気づかせる”力があるからです。
ですので、出来る上司は答えを伝えるのでなく、考えさせます。”問い”を与えます。そして気づかせるのです。
問いに関する本もたくさんありますので、ぜひ読んでみて下さいね!