学生の皆さんへ⑥ ~ 幸福になる方法 ~
学生の皆さんへと題して、人生を豊かに生きていくためのヒントをお伝えしているシリーズの第6回です。
今回は『幸福になる方法』について記したいと思います。
「幸福になる方法?」なんだそれ?という感じかも知れませんが、この方法はあります。
それは自分の「人生を主体的に生きる」事です。
言い換えれば「自分の人生を支配する」という事です。
例えば、免許で違反をして違反講習を受けに行ったとしましょう。
その時にはこんな事を考えるかも知れません。
「忙しいのに、、、」とか、「たいした違反じゃなかったのに・・・」とか、「早く終わらないかな・・・」とか、、、
こんな考えの時は受講時間もものすごく長く感じ、講義の内容もおそらく頭の中には入っていかないと思います。
この時には、この受講している人は確実に”人生を他者に支配”されています。あるいはやらされ感満載で”自分の人生を主体的に”生きていません。
だから、”嫌”なのです。”面白くない”のです。
しかし、ちょっと考え方を変えてみて、「交通の勉強をする事もなかなかないから、貴重な機会と考えてしっかり受けてみよう。」とか、「このように勉強をさせてもらえる機会を得る事が出来て有難い」、「忙しい日々が続くけど、立ち止まって考える時間も悪くないな」、「この勉強をする事で大きな事故や違反につながらないと思えば幸運だ」などと思った瞬間、講義の時間が楽しくなり、あっという間に終わってしまうように感じるでしょう。
起こっている事象は前者も後者も同じです。
変わったのは考え方。
考えが変わった時、自分の人生を支配しているのは”自分自身”になります。そして”自分自身が人生を主体的に生きる”ことにつながったのです。
今回の例は”交通違反”でしたが、これは多くのケースに通じるのではないでしょうか。(もちろん時間しか解決しない苦しい事もあります。)
小さな事でもいいと思います。
例えば、渋滞や信号待ちの時でもイライラせずに、「スムーズに行ったら事故に会っていたかも知れない。ラッキーだ。」と思えば自分が主体となっています。
嫌な人がいたとしても(本当にヤバイ人からは逃げる事が大切ですが)、”その人のせいでイライラする。”して自分の感情を他者にコントロールされるのではなく、そこから何かを見出し、自分の感情をプラスに支配していく、つまり主体性を発揮する事が人生をよりよく生きていく上で欠かせないのではないかと思います。
これは以前話をした”リフレーミング”にも通じることだと思います。
若いうちからマスターしておくと、学業はもちろん、バイト、恋愛、部活、友達関係でもきっと円滑に進んでいく事は間違いありません。