学生の皆さんへ⑤ ~ リフレーミング力を身につけよう ~
学生の皆さんに、学生時代に身につけて欲しい手法その⑤は『リフレーミング』です。
現在はすさまじほどの情報社会です。情報量に関するストレスたるや人類が味わった事のない、未知の領域です。
一説によれば、我々が1日で浴びる情報量は江戸時代の1年分とも言われているそうです。
ストレス解消方法は次回のテーマとして、今回はこんなストレスフルな社会においての”思考法”について考えてみたいと思います。
そこで案内したいのが、リフレーミング。
リフレーミングとは起こっている事象に対して”違う捉え方”をしてみる、という事です。
一言で言うと”前向きに(ポジティブ)に捉えてみる”という事。
例えば、
「厳しい上司」 → 「色んな人と付き合っていく訓練」
「プレゼンの発表者に選ばれた」(嫌だなぁ~) → 「自分の仕事の幅を広げるチャンス」
「人から仕事のお願いをされた」 → 「頼まれ事は試され事」
「仕事でミスをした」 → 「ミスを活かし、仕事の精度を上げるチャンス」
などなど、自分にとって思わしくない事をいかにリフレーミングしていくか、自分の成長に欠かせません。
(もちろん、時間が経つ事でしか、解決しない辛い経験もあります。それは別物です。)
また日常生活の小さな場面、例えば「信号待ち」、「渋滞」などもイライラせずに「スムーズに行っていたら事故にあったかも知れない。」などと、起こっている対して、前向きな意味を見出す事を日々しておくと、自分の心がとても穏やかになっていく事を感じるはずです。
日常生活の色んな場面で不満を持つ事なく、リフレーミングして捉え直す事は「自分は愛されている」、「自分は上手くいく」、「自分は幸せだ」と潜在意識に伝え続けているようなものです。それは自分の自己肯定感や自己効力感に直結していきます。
当法人の理念”お陰様の道 = 感謝”にもつながる事ですが、リフレーミングは心理的な影響も非常に大きいのです。
ぜひ日頃の小さな出来事から試していって下さい。
ちなみに、福祉実践を行う上での本質的に重要な事はエンパワメントと以前書きましたが、そのエンパワメントを実践する上で必要な思考方法の一つがこのリフレーミングでもあります。リフレーミングは自分の視野や視点を広げるキーワードです。
リフレーミングを20代でマスター出来たら、その後の人生に大きな糧になる事は間違いありせませんよ♬