ハラスメント予防の要点
ハラスメント防止には様々な手法があると思いますが、ポイントは仕組みで予防する事です。
ハラスメントは職場の雰囲気、労務環境、職員の質、業務の特性等々様々な要因が複合的に絡み合って起こるものだと考えられます。
(この点については障害者虐待と発生のメカニズムは似通っています)
複合的な要因を背景に起こる事象なので、防止していくには“人の意識”に訴えるだけでなく、“無意識”や“心理面”にも配慮した「仕組み」が必要です。
要点として
➀理念
②ルールづくり(何がNGなのか?)
➂状況の把握(アンケートは効果的)
④トレーニング(階層別研修が効果的)
⑤➀~④の流れを組織風土化する です。
今まで実施した取り組みとして個人的に最も効果的であったと感じるのは5Sの徹底です。
5Sを徹底する事で職場に良い緊張感やプロ意識が生まれます。そして、5Sをさらにブラッシュアップさせていく事で各職員の仕事に対する感度が上がっていき、“現場が崩れにくく”なってきます。(だらしなさがなくなってくる)
そのようないい緊張感が生まれる職場は虐待やハラスメントを遠ざける力を備える事が出来ると経験上感じます。